年長から小学校入学前になってくると、そろそろ他のお子さんとの体型の違いがなんとなく分かってきますよね。
うちは三男が肥満体型で、年長から卒園にかけて一気に太り始めました。
で、小学校入学前には、立派な小太り体型となってしまいました。
身長119.4cm・体重27.2kgは肥満?
美味しそうにファミリマートの肉まんを食べているときの様子です。
この写真を見ると、肉まんを食べている本人の顔が肉まんみたいだとついつい思ってしまいます。
そんな三男の小学校入学時の身長と体重の記録を見ると、
- 身長:119.4cm
- 体重:27.2kg
と、なっていました。
ちなみに次男が入学時の身長と体重は、
- 身長:115.2cm
- 体重:22.6kg
なので、同年齢で比較すると三男の方が太っているのは一目瞭然でした。
今さらですが、もっとちゃんとしたデータで肥満なのかを確認しようと思って調べてみました。
すると文部科学省の「肥満・痩身傾向児に関する資料」という資料を発見したんです。
性別,年齢別,身長別標準体重から肥満度(過体重度)を算出し,
*「文部科学省:学校保健統計調査-令和元年度(確定値)の結果の概要」より引用
肥満度が 20%以上の者を肥満傾向児,-20%以下の者を痩身傾向児としている。
その資料には、「肥満・痩身傾向児の算出方法」が書かれています。
ということで、うちの3男は肥満度がどれくらいかを計算してみることにしました。
みなさんもお子さんの身長と体重が分かればすぐに計算できますので、計算方法を読みながら調べてみましょう。
肥満・痩身傾向児の計算方法
計算式は下記の2つになります。
- 身長別標準体重を計算する
- 肥満度・痩身度を計算する
順番に計算していきましょう。
1,身長別標準体重を計算する
身長別標準体重の計算式は、下記になります。
式の中の「a」「b」には、下記の表から該当する数字を入れます。
三男の身長は「119.4cm(6歳当時)」なので、計算式に当てはめてみると、
・身長別標準体重=0.461×119.4㎝-32.382=22.6kg
上の図の赤枠の6歳男の「a=0.461」と「b=32.382」を計算式に入れました。
我が家の三男の身長別標準体重は【22.6kg】と分かりました。
2,肥満度・痩身度を計算する
三男の身長別標準体重は22.6kgでしたが、実際の体重は27.2kgです。
この時点で、肥満のニオイがプンプンします。
で、肥満度を算出する計算式は下記になります。
数字を当てはめていくと、
(27.2kg-22.6kg) ÷ 22.6kg × 100%=20.35%
で、肥満度は【20.35%】となりました。
文部科学省の規定は、
なので、我が家の三男坊は・・・、
やっぱり肥満児傾向に当てはまりました。
ギリですけどね(親心)。
文科省のお墨付きをいただいたのは光栄ですが、親としては笑いごとではありませんよね
当時はこのような計算式は知らなかったので、何も考えずにしょっちゅうファミマの肉まんを食べさせていました。
その結果、中学二年生になった今は、
- 身長:165.5cm
- 体重:67.5kg
と、かなり成長しました。
ここでリベンジとばかりに、文部科学省の肥満度計算式で改めて計算してみたんです。
すると・・・、
【身長別標準体重】
0.832×165.5㎝-83.695=54.0kg
【肥満度】
(67.5kg-54.0kg)/54.0kg×100%=25.0%
肥満度は25.0%で、見事に小学校入学時より肥満度が増していました。
一応本人の名誉のために行っておきますと、体型については本人も気にしています。
そこで、
- 運動系の部活を頑張る
- おやつやジュースは控える
- 晩御飯の食べ過ぎに注意
ということを守って、日々減量に取り組んでいます。
育ち盛りなので過度な減量はいけませんが、部活で動ける体重まで減らしたいという目的なので子供のダイエットを応援しています。
小学生からダイエットは必要?
太っているからといって、小学校入学時からダイエットを始める必要はないかと思います。
でも、親として自分の子供が「肥満or痩身」のどっちなのか、傾向を知っておくことは大切だと思います。
その傾向が過度になってきたら、早いうちから対策を行うことでお子さんの悩みになる前に解消することができますしね。
対策も減量のためのダイエットというよりも、
- 適度な運動
- 適量の食事と1日3食の徹底
- 間食はルールを決めて
という食生活の習慣を身につけるだけで、お子さん自身の意識付けも変わってきます。
そうなると、おのずと体重も減少傾向に入ります。
今の目安として文部科学省の肥満度計算式で、お子さんが肥満or痩身のどちらの傾向なのかを確認しておきましょう。