ランドセル素材の新常識について

ランドセルの素材について

ランドセル素材の新常識について紹介しています。

【ランドセル素材の特徴】

ランドセルの素材について調べていると、ほとんどのサイトで書かれていることはほとんど同じです。

例えば、こんな感じでしょう。

素材名 商品名 メリット デメリット
人工皮革 ・クラリーノ
・ベルバイオ
・コードレ
・タフガード
・値段が安い
・耐水性が高い
・カラーが豊富
・メンテナンスが不要
・耐久性が弱い
・ツルツルしてる
天然皮革 ・牛革
・コードバン
・ヌメ革
・キズに強い
・耐久性が高い
・高級感がある
・値段が高い
・メンテナンスが大変
・水に弱い

 

確かにこれらの特徴は間違ってはいないんですが、ちょっと古い情報なんですよね。

今は素材も進化していて、これまでのデメリットはどんどん改善されているんです。

最新の素材情報はこのようになっています。

 

ランドセル素材の新常識

人工皮革の耐久性は弱くない!

これまでのランドセル素材の定説として、

  • 天然皮革:耐久性が高い、傷に強い
  • 人工皮革:耐久性が低い、傷に弱い

と、いうイメージがありました。

実際に、我が家でもこんな体験がありました。

かなり前の話ですが、2006年に買った長男のランドセルは3年目にはこうなりました。

2006年に買ったニトリのランドセル

長男のランドセルは、2006年にニトリで買った「在庫処分:9,800円」のランドセルです。

お値段相当の耐久性で、2年目くらいから傷み始めて4年生になって買い替えました。

それに懲りて、次男&三男のランドセルは他社ランドセルを選びました。

もちろん10年以上も前の話しなので、今のニトリのランドセルは耐久性が全く違います。

今は「キズや擦り切れ・破れ」に強い「テイジン:タフガード」を採用しているので、品質は全く問題ありません。

ただ、当時は「安かろう&悪かろう」というランドセルもあり、それが人工皮革のイメージを悪くしていたことも事実です。

 

でも、今の時代はそんなことはありません。

天然皮革の耐久性が高いのは事実ですが、「人工皮革の耐久性が低い・傷に弱い」というのは正しくありません。

げんにうちの「次男(天使のはね)&三男(イオンランドセル)」の人工皮革(クラリーノ製)のランドセルは、6年間無事に使いきりました。

6年間使い切ったクラリーノ製のランドセル

男の子なので使い方は荒いし、汚れたり濡れたりしてもほったらかしです。

さすがに雨でズブ濡れになったらタオルで拭きましたが、それ以外はメンテンナンスなんてしたこともありませんでした。

それでも無事に問題なく、6年間使い終えることができました。

 

天然皮革に近づく人工皮革

今の人工皮革はさらに進化して本当に凄くなっています。

最近の人工皮革は、「天然皮革の構造」をモデルに特殊な合成繊維を研究開発しているからです。

その結果、

  • 人工皮革のメリットの「軽さ」
  • 天然皮革のメリットの「強さ」

を両立させた素材を作り出すことに成功しました。

構造の詳細については、クラレの「クラリーノタウン」で詳しく説明されています。

人工皮革のランドセルだからといって、耐久性を不安に思う必要は全くありません。

 

牛革やコードバンは水に弱い?

「牛革やコードバンなどの天然皮革は水に弱い」というイメージがあります。

これも間違いではないのですが、正解は、

「天然皮革だけでなく、人工皮革も水に濡れて放置したら品質は劣化します。」

ということです。

どちらも濡れたら拭き取らないとダメです。

ただ素材の特性上、人工皮革と比べると水には弱いということです。

ただ弱いといっても、最近の牛革やコードバンは、表面に撥水加工が施されていて水をしっかりと弾きます。萬勇鞄ランドセルの天然皮革の撥水性

昔のように水に濡れると、すぐに革にシミや汚れがつくようなことはなくなりました。

ただずぶ濡れになったり、濡れたまま放置しておくと、革の品質が劣化してしまいます。

これはクラリーノ素材でも同じですが、雨などで水に濡れたらすぐに乾いた布でしっかりと拭き取りましょう。

絶対にドライヤーなどで急激に乾燥はさせないでください。

天然皮革の場合はシワの原因になったり、クラリーノでも変形などの原因になります。

天然皮革のランドセルは水に弱いということはありませんので、各社の「撥水性&防水加工」の工夫をチェックしてみてください。

特に冬は雪が多いエリアのランドセルは、「撥水性&防水加工」についてはかなりしっかりと対策されています。

例えば、山形県にある「ランドセルのフジタ」は、雪国の生活環境を考慮した防水加工で人気です。

「天然皮革は水に弱い」けど、素材の特徴を踏まえたうえで6年間使い続けられるように工夫が施さているのでご安心を。

 

牛革やコードバンは、メンテナンスが大変?

はい。大変です。

というのは間違いではないけど、これだとちょっと説明が足りません。

正解は、天然皮革は人工皮革と比べると、少し気をつける必要があるという感じです。

実際に子供3人でランドセルを使った経験からすると、人工皮革でお手入れの必要性は感じませんでした。

もちろん定期的に汚れを拭いたりするほうが、良い状態で保てるんだと思います。

ただお手入れをしたのは、雨でランドセルが濡れてタオルで水分を拭き取ったことくらいです。

天然皮革の場合は、アイテムによっては保革油などで1~2ヶ月毎にケアする必要があったりします。

もともと風合いや質感を求めて天然皮革を選んだのですから、1ヶ月~2ヶ月に1回の手当ならそんなに大変とも思わないようです。

それよりも定期的にお手入れをすることで、天然皮革の魅力である質感や風合いが増していくのが嬉しいようです。

天然皮革の魅力よりもお手入れが面倒だと思うのであれば、人工皮革を選んだ方がストレスは少ないでしょう。

 

牛革・コードバンは値段が高い?

牛革やコードバンなどの天然皮革の値段は、人工皮革と比べると高額です。

ただ2018年頃から6万円台の牛革ランドセルが登場し、2019年にはついに5万円台の牛革ランドセルが販売されました。

5万円台~6万円台といえば、人工皮革ランドセルのメイン価格帯と同じです。

つまり牛革のランドセルは、値段が高いということはないのです。

ただそうはいっても高い価格帯は9万円台で、7万円台のアイテムも多いです。

その点では、人工皮革よりも高額となります。

 

また、コードバン素材は一番安くても「天使のはね:84,150円」で、高くなると「黒川鞄工房:217,800円」となります。

これは人工皮革と比べて値段だけみると、高いと言わざるを得ません。

もちろんそれだけ貴重な素材を使っているということなんですけどね。

 

【まとめ】

牛革・コードバンのランドセルは、人工皮革のランドセルと皮革すると高額となります。

ただ、ここ数年で牛革ランドセルの最安値は下がってきていて、5万円台から購入できるようになっています。

 

牛革ランドセル価格-最安値&最高値
メーカー名 最安値 最高値
鞄工房山本 67,900円 79,900円
萬勇鞄ランドセル 62,700円 69,300円
黒川鞄工房 74,800円 85,800円
土屋鞄製造所 74,000円 82,000円
池田屋ランドセル 68,000円 75,000円
カバンのフジタ 69,800円 78,000円
羽倉ランドセル 59,400円 93,500円
岐阜横山鞄 63,000円 68,000円

 

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