ランドセル選びで失敗したと思うことTOP5
セイバン天使のはねが調査したアンケートでは、ランドセル選びで失敗したと思うことの順位はこんな感じです。
1位:カラー&デザイン(34人)
2位:重さ(12人)
3位:丈夫さ(8人)
3位:収納力(8人)
5位:値段(6人)
5位:購入方法(6人)
*引用元:天使のはね公式サイト(調査期間2020年10月、調査対象100名)
それぞれの失敗例について、もっと詳しくみていきましょう。
ランドセル本体に関する失敗例
- カラー
- デザイン
- 重量・サイズ
- 耐久性(安いタイプ、素材、質感)
ランドセルカラーの失敗例
ランドセルを購入した決め手の第1位は
「子供の好きな色だった」
という理由です。
ランドセル購入の決定理由(ランドセル工業会調べ)のTOP3
・1位:子供の好きな色だった(51.7%)
・2位:デザインがよかった(35.5%)
・3位:軽かった(23.2%)
ランドセルは6年間使う大切なアイテムなので、
「本人が気にいったものを買ってあげたい!」
と、思いますよね。
もちろんそれは大切なことなのですが、ただその本人はまだ幼稚園児なんです。
小さい子供は「その場で気に入った色」をなんとかく選びがちで、そこまで深く考えて決めていません。
だから、すぐに心変わりすることも珍しくありません。
子どもの意見を尊重しすぎると、こんなことになっちゃうかも・・・
キラキラしたデザインを選んだけど、入学後に周りの子どもと違いすぎて親も子も後悔してます
刺繍が華やかでかわいいランドセルを選んだけど、高学年になって地味なデザインに憧れはじめた
ランドセルを予約してから「やっぱり違う色がいい」と言いはじめて、キャンセルできなくて困った
【おすすめの対策】
=無難カラーを選ぶ=
ランドセルカラーの決め方は、やはり落ち着いたカラーやデザインを選んだほうが失敗は少ないです。最初に親御さんが複数のアイテムを選んで、その中からお子さんが選ぶようにすれば、親子で納得したランドセル選びができます。また、低学年のうちはかわいいデザインのランドセルカバーを装着して、オシャレ感を演出するのもアリです。
=華やかを選びたい=
華やかなカラータイプを選びたい場合も、ランドセルカバーの活用で対策する方法はあります。将来的に色に不満が出始めてたらランドセルカバーを装着するのですが、どこまで羞恥心をカバーできるかまでは微妙かもしれません。
デザインの失敗例
デザインの失敗例は、この2つについてが多いです。
- 刺繍
- キャラクターランドセル
刺繍の失敗例
刺繍の失敗には2つのパターンがあります。
刺繍が派手で恥ずかしくなってきた
刺繍の失敗で多いパターンが、高学年になるにつれて「刺繍が派手で恥ずかしい」と変わっていくことです。高学年になってどう思うかは購入時には予測できないので、
ランドセルカバーで刺繍が隠れてしまう
自治体によっては、ランドセルカバーの装着が義務付けられている地域もあります。ランドセルカバーを装着することで、お気に入りの刺繍が隠れてしまうという悲しいケースもあります。
同じ刺繍の失敗でも、「隠したい」と「見えてしまう」という逆のパターンで悩みが発生してしまいます。
【おすすめの対策】
=刺繍を隠したい場合=
「ランドセルカバー」を利用する方法が簡単でおすすめです。ただ、ランドセルカバーの構造上、ランドセル本体の側面の刺繍は隠せないタイプが大半なので、サイド部分はナスカンに小さい小物入れをかけて隠しているお子さんもいました
=刺繍が見えない場合=
ランドセルカバーの装着を義務付けているかどうかの確認は、入学前に自治体や学校へ問い合わせすると教えてくれます。装着は低学年時だけなど期間限定の場合もあるので、事前に確認しておきましょう。
キャラクターランドセルの失敗例
キャラクターランドセルといっても、キャラクターが全面に目立っているデザインはほぼありません。
かぶせの裏側や本体ポケット部分など、背負っている状態だと目立たないデザインが多いです。
ただ、教科書の出し入れ時などは目立って恥ずかしいと思うかもしれません。
【おすすめの対策】
キャラクターランドセルは、成長とともに「飽き」や「恥ずかしさ」がともなう可能性が少なくありません。なので、ランドセル本体はベーシックなデザインを選んで、ランドセルカバーでオシャレを楽しむ方法がおすすめです。カブセの裏側にキャラクターデザインがある場合も、裏面ポケット付きのランドセルカバーであればキャラクターは隠れます。ランドセルカバーは、安価でランドセルの保護とオシャレを両立できる優れモノです。
重量・サイズの失敗例
重量の失敗例
重量とサイズについては、多くの親御さんがランドセル選びの際に心配することです。
重量についての失敗例で多いのがこちら。
重すぎて子供がかわいそう
特に牛革などの自然皮革素材を選んだ方や大容量ランドセルを選んだ方に多い例です。
たしかに重い荷物を背負って登下校するお子さんをみると、
「もっと軽いランドセルにすればよかった~」
と思いがちです。
ただ、軽ければいいのかというと、そうでもありません。
【軽量化ランドセルのデメリット】
・容量が少ない
・収納スペースが少ない
・耐久性を犠牲にして軽さを実現している場合もある
これらのデメリットは、年々荷物が増えていく小学校生活においては、大きなマイナスポイントといえます。
お子さんの成長にあわせてランドセルの負担も軽減されていくことを考えれば、容量が少なくて困る期間の方が長くなってしまいそうです。
重量については、さらに注意点があります。
ランドセルは子供への負担を減らすための構造(肩ベルト・背当て・背カン)になっているので、本体重量だけで比較すると失敗してしまうかもしれません。
リュック型のランドセルを買ったけど、子供が重そうにしてる
軽いランドセルとして注目されているリュック型のランドセルですが、重さを軽減する構造はほとんどありません。
そのため本体重量は軽いけれど、実際に荷物を入れると体感重量はランドセルの方が軽いという口コミもあるくらいです。>こちらのブログが参考になります
そのため当サイトの見解としては、軽量化ランドセルよりも大容量ランドセルをおすすめします。
6年間使うことを想定すると、ある程度の容量は確保しておきたいところです。
ただ、重さを考える場合に大切なポイントがあります。
それは、、、
【置き勉】
が可能かどうかということです。
この置き勉が可能であれば、軽量化ランドセルの機能性でOK!となります。
ただ、置き勉については2018年に文部科学省が認める通達を出したものの、多くの学校で認めていないのが現状です。
学校が認めない理由としては、
- 忘れ物をなくす習慣をつけさせたい
- 次の日の学習を用意する習慣がつく
- 机が重くなって掃除のときにケガが心配
- 置いている教材が無くなるトラブル
などがあるようです。
【おすすめの対策】
まずはランドセル購入前に置き勉の可否を学校へ問い合わせましょう。置き勉が可能なら軽量化ランドセルもアリです。置き勉が駄目なら、大容量ランドセルのほうが6年間を通して考えると利便性が高いです。ただ、軽量化ランドセルを検討する場合は、耐久性や収納スペースの確認は必ずしましょう。入学後の持ち物を想定して収納するシミュレーションをしておくと失敗は少ないです。
サイズの失敗例
サイズの失敗例であるのが、この2つです。
- 持ち物が入り切らない
- サイズが大きくて、学校のロッカーに入らない
最近のランドセルはスタンダードで「A4フラットファイル対応サイズ」が大半なので、教材やファイルが入らないことはないかと思います。ただ、型落ち商品やリサイクルで購入した場合は、小さいサイズの場合があるのでサイズは確認してから購入しましょう。
【おすすめの対策】
=持ち物について=
小学生の教科書・ノート以外の持ち物は「筆箱・上履き・体操服・水着・習字道具・絵の具関連・彫刻刀・リコーダー・ピアニカ・分度器・コンパス・ハンカチ・ティッシュ、他」などがあります。何をランドセルに入れるかシミュレーションしておくと失敗は減らせます。
=ロッカーサイズについて=
ロッカーのサイズはランドセル注文前に、必ず小学校へ問い合わせしましょう。古い学校の場合、昔のサイズのランドセルを前提としたロッカーサイズということもあります。また、あまりギリギリだと、無理やりランドセルをねじこんで、型崩れしてしまう危険性もでてきます。
耐久性の失敗例
耐久性については、多くのランドセルメーカーで独自の耐久性テストを実施し、6年間問題なく使える耐久性を保証(6年間保証)しています。
普通に使っていれば問題なく6年間使えると思っても大丈夫な品質となっています。
ただ、私も失敗したのですが、下記の場合に耐久性において失敗する可能性があります。
メーカー直販以外のアウトレット品や在庫処分品のランドセルを購入
私の場合は、一番最初の長男のときのランドセル選びで「店頭在庫処分品(約8,000円くらい)」を購入して、3~4年生のときには肩ベルトがこんな感じでほつれてケバケバになってしまいました。
さすがに卒業まであと3年近くあったので、ランドセルを買い替えることになってしまったのです。
まあ1万円以下の店頭処分品を買ったのだからよくもった方かもしれませんが、この失敗を期に次男からは正規品を購入することにしました。
というのも、こんなボロボロのランドセルでも愛着があったみたいで、捨てるときに長男が大泣きしたのをみて気持ちがギュッとしたからです。
もうこんな悲しい思いをさせるのは嫌なので、6年間使い続けられるランドセルを購入しようと思ったのでした。
【おすすめの対策】
6年間保証のついたランドセルメーカーの商品を購入するのがオススメです。最近ではメーカー直販のアウトレット品や展示処分品が販売されていますが、その場合でも6年間保証の有無はチェック忘れないように!メーカー直販でも保証がついてないケースもありますので。
選び方に関する失敗
ランドセル選びの段階で失敗することといえば、
- ラン活の進め方
- 購入時期
が、あります。
ラン活の進め方の失敗例
ラン活の進め方で失敗する人って多いんですよ。
- 商品選びでの失敗
- 情報不足での失敗
- 購入時期での失敗
商品選びでの失敗
商品選びで一番多い失敗は、
子供が欲しいランドセルを買ってあげる
ということです。
「子供が欲しいと思うランドセルを買ってあげるのが何で問題なの!?」と思うかもしれませんが、ここで失敗が起こりやすいのです。
- 目移りして決められない
- 決めてもすぐに違う商品がいいと言い出す
- なかなか興味を持たない
とにかく相手は年中~年長の幼稚園児です。
大人みたいにいろいろ考えて欲しいものを決めるのは至難の業です。
よくある失敗が、子供にランドセルを選ばせて
「あなたが気に入って選んだんだから大事に扱うのよ!」
なんていうことを約束させることです。
幼稚園児にそんな理屈が通るはずもなく、数日後には平気な顔して
「やっぱり、こっちのランドセルがいい」
なんて言い出します。
子供の意見を尊重するのは大切なことですが、まだそこまで自分の意見をまとめたりできない年頃であることを認識しておきましょう。
だったらどうするかというと、この流れで進めていきましょう。
最初は親御さんの方で、価格帯やカラー・デザインで買ってもOKなランドセルを5~8アイテムくらいまで絞り込みます。
親御さんが選んだアイテムの中から、お子さんに好きなランドセルを選ばせます。これならどのランドセルを選んでも大丈夫だし、お子さんも「自分が選んだ!」という満足感も持てます。
決めた商品が完売してしまうと、子供のガッカリ感はハンパないです。「どうしてもアレじゃなきゃ嫌だ~」と言い出しかねません。そうなる前に決めたらすぐに予約しましょう。子供には「注文したら変えられないからね!」と一応言っておきましょう。こんな約束は守ってもらえないかもですが、目移りしだしたときに「注文するときにちゃんと言ったでしょ!」と応戦するスタンスは確保しておきたいですから。
注文したら、その後はなるべくランドセルのことは忘れてもらいましょう。変に話題に触れると「やっぱり、こっちがいい!」と言ってくる可能性大ですから。あと要注意は「友達が買ったランドセルが欲しい」というパターンです。仲良しのママ友なら「ランドセルの話題はなるべくナシで!」と約束するのもいいかもしれません。
購入時期の失敗例
ランドセルの購入時期は、購入価格と関係してくるので注意が必要です。
購入時期で失敗する例としては、この2つがあります。
- 割引期間が終了して高い価格で買ってしまった
- 欲しいランドセルが完売してた
どちらの失敗も悔しい思いをするので、しっかりと準備を進めていきましょう。
高い価格で買ってしまった
割引期間が終了して高い価格で買ってしまった
多くのランドセルメーカーでは、早い時期に予約をすると割引価格で購入できる「早期割引キャンペーン」を実施しています。
割引率は「5%~15%」が多く、定価が高いので割引額もそれなりに大きな金額になります。
ランドセルの早期割引キャンペーンについては、こちらのページで詳しく紹介しています。
メーカーによって割引率や対象期間が異なってきますので、上記ページで気になるメーカーをチェックしてみてください。
また安く買いたいということであれば、最近では「アウトレットセール」も注目です。
ここ数年のアウトレットセールの特徴は、製造メーカーが直販でアウトレットセールを開催しはじめたということです。
アウトレットセールの注意点
- 開催時期が未定
- 開催されるかどうかも未定
- 販売アイテムも未定
- 販売数量も未定
- 6年間保証がついていない場合もある
- 型落ちの場合はA4フラットファイル対応でない場合もある
このように未定なことが多いので、アウトレットセールを待っていても開催されずに困るというケースもあり得ます。
またアウトレットセールは早くても夏~秋にかけてのタイミングで開催スタートとなるので、通常販売のアイテムが完売したり早期割引キャンペーンが終了しているかもしれません。
アウトレットセール開催はメーカーの公式サイト・SNS・メルマガなどで発表されるので、登録しておくと開始日などをいち早く知ることができます。
欲しいランドセルが完売してた
もう完売してた、どうしよう・・・
最近は各ランドセルメーカーで生産体制が整ってきたので、すぐに完売することも少なくなってきました。
ただ、生産数の少ない工房系ランドセル(黒川鞄工房など)は、アイテムによってはすぐに完売してしまうこともあります。
ランドセルは完売してしまうと、基本的にはその年は追加生産することはありません。
そのため欲しいアイテムが決まったら、すぐに注文することをオススメします。
完売情報などはメーカーの公式サイト・SNS・メルマガで情報発信されているので、登録しておくと最新情報がGETできます。
購入後の失敗例
ランドセル選びの失敗ではありませんが、ランドセルを購入後も失敗するケースがあるので紹介しますね。
- 保管方法の失敗
- 大切にしない失敗
保管方法の失敗
ランドセルの保管方法としては、下記の3つのどちらかが多いです。
- 学習机の椅子に肩ベルトをかける
- 学習机にフック掛け
- 棚や机に直置き
学習机の椅子に肩ベルトをかける
学習机にフック掛け
学習机のサイド部分にフックがある場合は、ランドセルのフックを掛ける方法があります。
ただ、教科書を入れっぱなしだとかなりの重量で毎日掛け続けることになるので、フック部分の故障が心配になります。
またフック掛けということであれば、こんなトリッキーな方法もあります。
ランドセルを椅子にフック掛けするパターンですが、試しにやったらできましたがうちは下で紹介する横置きでした。
棚や机に横置き
うちは棚や椅子に横置きしてたのですが、長年横置きするとこんな感じになっちゃいます。
ちなみに棚がなかったときは、こっちのパターンでした。
教科書とか中に入れたままで直置きし続けると、肩ベルト折り曲がって型崩れしてしまいます。
ただ、これだけ型崩れしてても、6年間問題なく使い続けることはできました。
画像は天使のはねで、もう一つイオンランドセルも直置きで肩ベルトが押しつぶされましたが6年間使えました。
うちの場合はたまたまかもしれませんので、あまりオススメできる置き方ではないですね。
直置きするなら、こっちの方がオススメです。
縦置きすれば肩ベルトの変形はありません。
ただ、子供は教科書の出し入れが簡単にできる横置きをしてしまいがちなので、そこは縦置きする習慣を身につける必要はあります。
【おすすめの対策】
どの保管方法にしても、接地面の部品は痛むのは仕方ありません。対策としては、教科書は出してランドセル本体だけで保管すれば型崩れや部品が痛む心配は減ります。ただ、子供が毎日そんな面倒なことをしてくれる確率は低いので、縦置きが一番現実的かと思います。
ランドセルを大切にしない失敗
なんだかんだでランドセルを大切にしないのが、故障や痛む原因になります。
うちは男の子でしたが、そこまで荒っぽくランドセルを扱うことはありませんでした。
ただ下校途中のお子さんには、
- ランドセルを放り投げる遊びをしている
- ランドセルの上に座っている
- ランドセルの上に乗って手押し相撲をしている
- ランドセルをサンドバックにして叩いている
というお子さんを見かけたことがあります。
うちの子もやってるかと思うとめまいがしそうですが、こんな扱いをされたらさすがに頑丈なランドセルも故障するでしょう。
ランドセルを大切に扱うことの大切さは、しっかりと子供に教えて守ってもらうようにしたいですね。