フィットちゃんランドセルの工場見学に行ってきました。
今回見学した工場はこちらの2箇所。
【赤田工場】
ランドセルの素材管理や部材製造を行っている工場です。
一般公開はされていないのですが、今回は特別に見学させて頂きました。
そしてもう1箇所が、赤田工場から徒歩3分くらいの場所にある黒崎工場です。
【黒崎工場】
黒崎工場では、組立て作業がされていてランドセルが完成していく過程が見学できます。
黒崎工場は一般の工場見学もでき、ショールームや体験コーナーも併設されています。
フィットちゃんランドセルの機能性を体験することができ、実物のランドセルが展示されているので質感や色味などもしっかりチェックできます。
裏には綺麗な川も流れていて、のどかな場所にありました。
工場見学を体験して伝えたいことはコチラ!
今回は一般では見学できない「素材の裁断」の工程を見学できたり、橋本社長や社員さんからも直接お話を聞かせて頂くことができました。
工場見学や質疑応答で「分かったこと」・「感じたこと」を率直に書いていきます。
公式サイトでは紹介されていない内容もありますので、ランドセル選びの参考にしてください。
ちなみにフィットちゃんランドセルの工場は、ランドセル業界においてはいち早く「ISO9001認証」という国際規格を取得しています。
【豆知識】(ISO9001認証とは)
ISO 9001とは、企業などが顧客や社会などが求めている品質を備えた製品やサービスを常に届けるための仕組みについて「国際標準化機構(ISO)」が定めた世界共通の規格です。
その取得時にフィットちゃんの定めた品質方針が
「子どもたちに喜ばれる通学カバンの提供」
ということでした。
今回は、
「子供たちに喜ばれる通学カバンが、どのようにして作られていくのか」
ということを自分の目と耳で確かめたいと思い、工場見学に参加してきました。
そんな目的を持って参加した工場見学でですが、社員さんからお話をお聞きした際に何度となく耳にしたのが、
「子供に寄り添ったランドセルを作りたい」
というフレーズでした。
実際に工場見学をする過程で「子供に寄り添ったランドセル」とはどういうことかを、たくさんの場面で感じとることができました。
では、その一つ一つを紹介していきたいと思います。
目次~工場見学で印象に残った9つのポイント~
製造過程は工房系そのもの!?
今回の工場見学では、
- 材料の管理体制
- 素材から部材への裁断
- 部材の検品
- 部材の組立て
- 商品の検品
という工程を見学しました。
1~3の工程は一般見学はできないので、一般見学は黒崎工場の「4,部材の組立て」と「5,商品の検品」となります。
一連の工程を見ていく中で、真っ先に思ったのはコチラでした。
フィットちゃんは想像以上に手作りだった
ランドセルの製造工程って、工房系ランドセルメーカーさんの公式サイトなどでよく紹介されていますよね。
熟練の職人さんが、手作りで縫ったり組み立てたりする様子を見ることができます。
一つ一つのランドセルを丁寧に作り上げている感じがして、商品に対して安心感や信頼感を覚えます。
手作りだから生産数も多くなくて、すぐに完売してしまうイメージもあります。
一方で「フィットちゃん」は、ランドセルの大手ブランドとして安定した商品供給を続けています。
販売数も多く、すぐに完売してしまうこともほぼありません。
そういうこともあって、工場見学するまでは
「機械でガンガン商品を生産していく量産工場」
と勝手にイメージしていました。
実際の工場での製造風景はこんな感じです。
実際に工場見学をすると分かりますが、手作りで丁寧に一つ一つのランドセルが出来上がっていきます。
大きな素材から必要なパーツに裁断する作業は機械が行いますが、その後の組立ては人の手で丁寧に行われているのがよく分かります。
綺麗に整理整頓された工場で、みなさん黙々とランドセル作りに集中されていました。
製造工程を見学して思ったことは、
「フィットちゃんも工房系ランドセルと同じように手作り感が満載だな」
ってことでした。
一つ一つのランドセルが、製造工程に沿って丁寧に作り上げられていきます。
ミシン縫いなど力が必要となるパートは男性が担当されたり、検品などのきめ細かいな作業は女性が担当されています。
作業の特徴に応じて、適材適所で人員配置をされているということでした。
そんなきめ細かい対応が、6年間使い続けられるランドセルを作る源(みなもと)になっているんだと感じました。
工房系ランドセルの公式サイトでは、作業工程に手作り感を演出するための見せ方をしていたりします。
フィットちゃんでは表立ってそういう演出をしていないので、工場見学をして初めて分かったことでした。
黒崎工場では大きく分けて、下記の4つの工程でランドセルが作られていきます。
- 前ポケット取り付け
- 大マチ縫製
- カブセ・背当て・肩ベルトの取り付け
- まとめ縫製~仕上げ
眼の前でランドセル作りを見ると、本当に丁寧に仕事をされているのがスゴく伝わってきますよ。
検品が10回以上もあるってハンパない!
そして何より「スゴイななぁ~!」と感じたのが、
【10回以上の検品】
でした。
検品とは、部材や商品に傷や汚れがついていないかをチェックする作業です。
製造工程において、検品は
1,部材の検品
2,各パーツの検品 3,完成品の検品
と、合計で10回以上も行われます。
しかも全数検品です。
部材検品の様子
まず第1段階として部材の時点で検品が行われます。
部材の検品では、1枚1枚丁寧に傷や汚れがないかをチェックされていました。
5分間くらい作業を拝見していましたが、本当に丁寧に検品をされていて
「こんなに丁寧にチェックしているんだ」
とちょっと驚きました。
検品で傷や汚れが見つかって除外された素材も見ましたが、ほんの小さな傷でも検品でNGとなっていました。
検品された部材は組み立て工場に運ばれて、組み立て作業を経て完成品となります。
その各工程でも検品作業をしていて、合計で10回以上の検品作業をしています。
ランドセル完成時の検品
こちらも女性が丁寧に汚れや傷・不具合がないかをチェックし、綺麗に拭き上げをされています。
この作業風景を見て、
「ランドセルって、本当に大切に作られているんだな」
と、改めて思い知りました。
心待ちにしたランドセルが届いた時に、傷や汚れがあったら子供が悲しみますもんね。
そうならないためにも、フィットちゃんランドセルでは10回以上の全数検品を経て商品が出荷されていきます。
フィットちゃんは信頼感のあるブランドでしたが、工場見学を終えてより一層安心感が増しました。
よりイメージしやすいように、公式サイトで動画が公開されています。
ここまでの工程を見学すると、工房系と同じように手作りで丁寧にランドセルを作り上げていることが分かりました。
でも、工房系ランドセルよりも生産も安定していて、価格も安いのはどうしてなのでしょうか?
機械化も導入してコストダウンを実現
さっきも書きましたが、部材への裁断は機械化されています。
イタリア製の機械で、コンピューターの設定で寸分狂いなくパーツが切り分けられていきます。
裁断は手作業でやるより機械化したほうが、効率もいいし寸法の正確性も格段にあがるそうです。
機械化によって材料を無駄にしない裁断を設計できるので、大きなコストダウン効果を得ているということでした。
このあたりに
- 生産の安定化
- コストダウン
の秘訣があるようです。
フィットちゃんはデザインやカラーバリエーションが豊富なので、品切れさせずに生産するのって大変だと思うんですよね。
必要な作業に機械を導入することで、品質向上や生産の安定・コストダウンを実現していたのでした。
また「コストダウン」には、フィットちゃんランドセルの価格に対する「ある思い」があることも分かりました。
値段は上げたくない!にビックリ?
フィットちゃんの橋本社長にお話をお伺いして驚いたのが、
「値段は上げたくない」
と仰っていたことでした。
個人的には、今後の少子化を考えると「商品単価」を上げていかないと経営が大変だと思っていたんです。
ランドセルの平均価格は10年前と比較すると、約1.5倍程度になっています。
これって少子化に伴う影響なのかと、個人的には思っていました。
ところが、フィットちゃんでは
「これ以上、ランドセルの値段は上げたくない」
という思いがあるそうです。
というのもランドセルの値段が高くなればなるほど、家計への負担も増えてしまいます。
そうなると、欲しいランドセルが買えないと悲しむお子さんも増えてしまうからだそうです。
確かに小学校入学時には、
- ランドセル
- 学習机
- 制服(制服指定がある場合)
など、それぞれに数万円程度の出費が必要となります。
特にランドセルと学習机は高額品ですから、祖父母の協力がないと「好きなの買っていいよ!」と子供に言いにくいのも親の本音です。
でも、子供は値段など気にせずに「アレが欲しい!」とか「こっちがイイ♪」って言いますもんね。
できれば子供が欲しがるランドセルを買ってあげたいのが親心ですけど、どうしても財布と相談となってしまうのは仕方のないことです。
そんな親御さんとお子さんの気持ちを汲み取って、フィットちゃんでは
「値段を上げたくない」
という思いで商品開発や製造に携わっているそうです。
値段を上げないためのコストダウンの一つが、先ほどの機械導入による生産の効率化ということだったのです。
選びやすい価格帯に商品数が多いフィットちゃん
コストダウンをして商品単価の上昇を抑えているということは、商品の価格を見れば一目瞭然です。
同等の機能性やデザイン性を持ったクラリーノ製ランドセルと比較すると、約10%~15%ほど商品単価は安くなっています。
ランドセルの人気価格帯は「4万円台~5万円台」ですが、フィットちゃんでは4万円台の商品が男女合わせて13アイテムもあります。
この中には「安ピカッタイプ」のランドセルもあり、子供の安全を願う親御さんにも嬉しい価格設定です。
選びやすい価格帯に
「安心の機能性」
「豊富なデザイン」
が、揃っているフィットちゃんランドセルが人気なのは納得です。
社員さんへの質疑応答で、他にもフィットちゃんが選ばれる理由がいろいろと分かってきました。
フィットちゃんが選ばれる理由が改めて分かった
フィットちゃんの特徴としては、
- デザインの種類が多い
- 1アイテムのカラーバリエーションが豊富
ということもあげられます。
なんと137種類(シリーズ×カラー×サイズ)から選べるので、「欲しい!」と思えるのランドセルと出会える確率が高くなるんです。
バリエーションが豊富だと、子供と一緒にランドセル選びをするのも楽しいですよね♪
さらに人気価格帯の種類が豊富なのも嬉しいです。
もちろん他社より安い価格設定でも、背負いやすさや子供の身体に負担をかけない基本的な構造は高額品と変わりありません。
製造工程が信頼できるのは、さきほどに書いたとおりです。
この機能性と価格が絶妙のバランスであることが、フィットちゃんランドセルが売れている理由なんです。
どうしても価格が安くなると、
- デザインやカラーの種類が少ない
- シンプルなデザインになる
- 機能面で劣る
となりがちですもんね。
そういったデメリットをクリアしているから、毎年多くの人がフィットちゃんを選ぶんですね。
「子供に寄り添ったランドセル」を提供したいという思いが、価格や機能性にも反映されていることが分かります。
子供が好きなデザインやカラーを選べて、なおかつ親御さんの経済的な負担を少しでも減らそうとされていることが伝わってきました。
実は「子供に寄り添ったランドセル」を提供したいという思いを感じたことが、他にもあったんです。
それは今注目されている「超大容量タイプのランドセル」に対する考え方についてでした。
超大容量ランドセルをまだ作らない理由に思わず納得
小学校では2020年から「新学習指導要領」が、全面実施される予定です。
脱ゆとり教育とも言われていますが、2020年からは教材が増えることが予測されています。
となると、ランドセルの容量は大きいほうがいいですよね。
ということで、イオンが発売した「みらいポケットランドセル」が注目されました。
荷物の量に応じて「小マチ」と言われる部分が3cm~8cmまで簡単に調節できるというランドセルです。
これなら教材が増えても、困ることはないように思えます。
実際に私もそういうふうに思っていました。
でもフィットちゃんでは、このような小マチを広げて容量を増やすタイプのランドセルを販売していません。
社会の変化に合わせた商品だから、欲しい人は増えてくると思うんですけどね。
どうして発売しないのかというと、
「子供の身体への負担がどうなるのかが、まだ明確になっていない」
ということで、まだ商品化していないそうです。
確かに言われてみれば、小マチの幅を広くして荷物を増やせば重心は背中から離れていきますよね。
重心が後ろになればなるほど、バランスを崩すリスクも高くなるだろうし。
子供の身体への負担や転倒のリスクなどもあるので、そこはしっかりと研究して欲しいところではあります。
【超大容量タイプのランドセルについて】
イオンの公式サイトをみると、
「広島大学の名誉教授の監修のもと、測定試験を行い開発した新設計である」
と記載されています。
教育機関との研究により、イオンでは子供への負担を軽減させて問題なしと判断しています。
そのうえでの商品化なので、問題はないのだろうと思います。
ただ、他社が発売したから急いで開発して売り出そうとしないところに「誠意」と「信頼」を感じました。
自社で「安全性や子供の身体への負担に問題なし」という判断ができるまでは、商品化しないのって企業として誠実ですよね。
もちろん子供への負担が必要以上に重くならないことが実証できれば、フィットちゃんでも商品化を検討するかもしれないということでした。
「子供に寄り添ったランドセルを作りたい」という思いは、商品開発という部分でも見られることができました。
他にもスゴイって思ったことがあったんです。
それは何かというと、ランドセルの刺繍についてのことでした。
刺繍があると水が染み込むって本当!?
ランドセルのデザインといえば、女の子ならハートや王冠の刺繍ですね。
刺繍があると可愛さや豪華さがグッと増して、人気のデザインとなっています。
この刺繍なんですが、ランドセルメーカーさんによっては刺繍をしないメーカーさんもあります。
例えば池田屋ランドセルでは、公式サイトでランドセルに刺繍を入れない3つの理由を紹介しています。
- 理由1:水が入ってくるのを防ぐため!
- 理由2:素材の強度を保つため!
- 理由3:成長したときのことを考えて!
一方でフィットちゃんランドセルでは、ランドセルの刺繍についてはこのように紹介しています。
ランドセルの刺繍、ラインストーン ほつれやすい、取れやすいって本当?
「刺繍がほつれたり、水が染み込んでくることはまずない」
と明記されています。
「刺繍から水は染み込まない」というのは、今回の工場見学でも社員さんから同様のことを直接聞くことができました。
フィットちゃんでは、地元の刺繍メーカーさんに刺繍を依頼しているそうです。
この刺繍メーカーの技術がスゴイみたいで、刺繍から「水が入らない」というのがセールスポイントの一つとなっています。
その技術力の高さから、多くのアパレルメーカーへ納品しているような企業さんだということでした。
そんな技術力の高い刺繍メーカーに依頼した刺繍だからこそ、公式サイトで「心配なし」と公表することができるんですね。
このようにメーカーさんによって、刺繍に対する見解は正反対だったりします。
これはどちらが間違っているということはないと思います。
メーカーによってランドセルの製造方法や考え方も違うので、それぞれに表記されていることがその会社のランドセルの真実なんです。
だからフィットちゃんでは、刺繍について水が入り込む心配はしなくても大丈夫ということです。
子供の安全をサポートして働くママを応援!
「子供に寄り添ったランドセル」という意味では、子供の安全をサポートする機能やサービスも見逃せません。
最近ではお子さんの登下校時の事故や事件を減らすために、さまざまな機能やサービスが提供されています。
例えば、フィットちゃんで今注目されている「安ピカッタイプ」のランドセルってスゴイんですよ。
安ピカッタイプで暗くなってからの視認性をアップ!
フィットちゃんには、お子さんの通学時の安全をサポートする機能を装備した「安ピカッタイプ」というランドセルがあります。
暗くなるとランドセルのフチが車のヘッドライトに反射して、子供の存在がドライバーに認識されやすくなります。
どんな感じで認識されやすくなるかというと、こんな感じです。
体験ゾーンにあった安ピカッタイプのランドセルを、フラッシュなしとフラッシュありで撮影してみました。
左はフラッシュなしで撮影した画像で、右はフラッシュありで撮影した画像です。
同じランドセルですが、光に反応してフチドリが反射しているのがよく分かります。
反射材よりも認識しやすいデザイン
ランドセルには「反射材(リフレクター)」という部材があります。
雨の日や夕暮れ・夜道などで、ドライバーに子供の存在を知らせるための安全対策として装備されています。
かぶせや肩ベルトなどに、取り付けられています。
確かに車のヘッドライトが当たると反射材が光るので、運転手に子供の存在を知らせることはできます。
だた反射板と比較して「安ピカッタイプ」は、ランドセルの形で大きく反射します。
これってドライバーさんからすると、子供いるという認識がしやすくなります。
暗い夜道だと60m先からでも、ランドセルのフチの反射が視認できる仕様になっています。
特に17時以降に帰宅することが多い学童保育を利用される場合は、特にオススメの機能となります。
子供の安全をサポートしてくれる心強い存在が、安ピカッタイプランドセルです。
安全性とデザイン性の両立はスゴイ!
安ピカッタイプがスゴイなって思ったのは安全面に加えて、デザイン面でも工夫がされていることです。
夜間は反射するフチの部分が、普段はデザインとして機能しています。
普段はおしゃれなフチドリで「かわいい&格好いい」ランドセルを演出しているので、全く違和感がありません。
そして暗くなってから光が当たったときは、安全性を高める反射材の役割を果たします。
安全性とデザイン性を両立した発想と技術は、本当にスゴイなって思いました。
安全性を高めつつデザインも子供に人気の「安ピカッタイプ」は、販売数が伸びているのも納得のランドセルです。
事後より事前の予防策が大切
このようにフィットちゃんでは、お子さんの安全をサポートする機能を搭載したランドセルも提供しています。
登下校の安全性を高めたい私たち親にとっては、子供が意識せずとも安全性を高められる機能は願ったり叶ったりです。
ランドセルメーカーによっては、「傷害保険」などの保険サービスを提供してくれるランドセルもあります。
無料で保険加入してくれるのは確かに嬉しいのですが、
【事故が起こった後のことよりも、起こらないように対策したい】
と思うのが親の気持ちです。
そういう意味からすると、フィットちゃんランドセルが提供するサービスの方が親としては安心感があります。
体験ゾーンはフィットちゃんのスゴさが分かる!
工場を案内をして頂いた方によると、地元では小学生の社会科見学でも多くのお子さんが見学されているようです。
フィットちゃんランドセルの機能性を体験できる「体験ゾーン」では、こんなことができます。
【ランドセルの背負い比べ】
肩ベルトの構造が違う2種類のランドセルを背負い比べることができます。
ちなみに画像のランドセルは親御さんが背負うことも可能にしたランドセルです。
親御さんも実際に背負って、背負やすさの違いを体感することができます。
【エアーフレッシュ】
背当て部分はお子さんの背中が蒸れないような構造になっています。
例えば通気性でみると、エアーフレッシュと牛革ではこれだけ通気性の違いがあります。
右側の牛革と比較して左側のエアーフレッシュの方は、空気が通気して金色の破片が動いているのが分かるかと思います。
このようにランドセルを背負ったお子さんの背中が蒸れない工夫がされています。
【安ピカッタイプ】
体験コーナーでは、安ピカッタイプと一般タイプのランドセルにライトを当てて反射具合を比較できます。
安ピカッタイプの方が、クッキリとランドセルを認識できますね。
車のドライバーにランドセルを視認してもらうことが大切なので、安ピカッタイプはオススメです。
このように体験ゾーンは、新入学前のお子さんと一緒に見学にいくと親子で学べて楽しめる内容になっているのでオススメです。
工場見学のまとめ
今回の工場見学では、一般見学できない工程も含めてランドセルが完成するまでを見学できました。
工場の製造工程で印象に残ったことは
- 人の手で作り上げる部分が多い
- 品質管理が徹底されている
ということでした。
フィットちゃんランドセルというと工房系とは異なるイメージでしたが、製造工程は手作りの部分が多かったのは新しい発見でした。
そのうえ検品など品質管理が徹底されていて、商品に対する信頼感もさらに増しました。
今回の工場見学で貴重だったのは、橋本社長をはじめ社員の方に直接お話を聞けたことでした。
橋本社長からはランドセルへの熱い想いを聞かせて頂きました。
その熱い想いから開発された商品を、職人さんたちが丁寧に作り上げていくのがフィットちゃんランドセルなんです。
丁寧に作られたランドセルが、子供たちの登下校をを6年間も支えているんだなって思うと
「子供たちに喜ばれる通学カバンを作り続けていくのって、大変でスゴイことなんだな!」
とリアルに感じることができました。
その一連の流れを今回の工場見学で目で見て耳で聞くことができて、ランドセルを紹介するものとしては身の引き締まる思いです。
工場見学のあとに橋本社長からお話を伺ったのですが、いろいろな視点からランドセルについて教えて頂けました。
その内容はフィットちゃんランドセルに関することだけに留まらず、
- ランドセル業界
- 子供の教育環境
- 日本経済を取り巻く環境
などについて深い知見をお持ちでした。
ランドセル業界ではいち早くISO9001を取得したり、製造工程に機械化を導入したり、と先を見越した施策はこの深い知見から生み出されたものなんですね。
いろいろな要因を考慮しつつ商品開発や事業展開を進められているので、
「やっぱり経営者の方ってスゴイなぁ~」
とつくづく思ってしまいました。
今回の工場見学で感じたり気付いたことを、割と素直に書き連ねてきました。
良い意見や感想が多くなりましたが、それが正直なところです。
改めてフィットちゃんランドセルは、安心して子供が使えるランドセルだと再認識できました。
今回の工場見学では、フィットちゃんランドセルに関わる多くの方々にお世話になりました。
子供たちが当たり前のように毎日使っているランドセルですが、
【問題なく使えることを当たり前にするために様々な工夫や気遣い】
が施されています。
そんなことに気付けた今回のランドセル見学は、とても貴重な体験となりました。