あなたはお子さんと何歳まで一緒に寝たいですか
私は、
「小学校低学年くらいまでは一緒に寝てもいいんじゃないのかな?」
と思いますし、実際に長男とは小学3年生まで一緒に寝ていました。
でも、あまり長く一緒に寝ていると、親離れが遅くなくなるんじゃないかと心配になりますよね。
では、何歳くらいから子供をひとり寝させるのがいいのでしょうか?
ひとり寝のタイミングは【4歳~小学1年生】
「ベネッセの教育情報サイト」をみると、ひとり寝を開始する時期の目安として、
【4歳~小学1年生】
を推奨しています。
こんな年齢で子供に個室を与えてひとり寝させるなんて、
「ちょっと早くない?」
と思うのですが、みなさんはどう思いますか?
調査によると、最近は少子化の影響もあって、ひとり寝の開始時期が遅くなる傾向にあります。
実際に子育てしていると痛感しますが、
「我が子かわいい」
という感覚がいつまでもあり続けます。
なので子離れできないという、親御さんの気持ちは痛いほどわかります。
でも「お互いが独立した人間」として暮らしていくためには、「親離れ&子離れ」はセットです。
子供を愛しく思う気持ちはグッとこらえて、我が子の成長を見守ることも親の務めなのです。
うちは男の子が3人いますが、思春期を迎えた頃には一方的に距離を取られてしまいました。
「その気はなくても、泣く泣く子離れに成功した」というのが、現実でした(泣)
それぞれのご家庭で時期は違うでしょうが、いつかはしなければならないのが
【親離れ&子離れ】
です。
そんな親離れ&子離れの第一歩が、「ひとり寝」だと思います。
今まで親子で一緒にくっついて寝ていたのを、子供部屋で一人寝させるのです。
でも普通に考えたら、幼稚園の年少から小学校1年生の子供は、親と離れて一人で寝るのは寂しがりますよね。
では、どのようにして子供にひとり寝をさせるのがいいのでしょうか?
学年・学期の変わり目が生活環境を変えるチャンス
さきほども書きましたが、子供のひとり寝のタイミングは【4歳~小学1年生】が推奨されています。
となると、今からなら
【小学1年生】
になるタイミングが、ひとり寝を始めるチャンスです。
学年とか学期の切り替わりのタイミングって、生活環境を変える絶好のチャンスなんですよね。
「小学校に入学したら、子ども部屋で一人で寝るからね」
「夏休みが終わって二学期からは、一人でお風呂に入ってね」
など、事前告知がしやすく、子供も心の準備や踏ん切りがつけやすいからです。
特に小学校入学時は、生活環境を変化させやすい絶好のタイミングです。
自分の部屋に自分の学習机とベッドがある嬉しさ
ご家庭にもよりますが、子ども部屋がある間取りならば、お子さんに生活環境を変える提案をしてみましょう。
小学生になって、自分の部屋に自分だけの学習机やベッドがあるのって子供は大喜びです。
「小学校1年生になったら○○(子供の名前)の部屋を用意するから、そのかわり部屋で一人で寝るんだよ」
と言えば、お子さんも少しお兄さん・お姉さんになった感覚になって、ひとり寝に対しての不安も軽減されます。
ひとり寝の準備期間を設けましょう
ひとり寝をスムーズにさせるコツは、小学校入学前から準備期間として、お子さんと距離を置いて寝る練習をしておくことです。
同じ部屋だけど別のベッドや布団で、お子さんだけが寝るようにしておけば大丈夫です。
少しずつ親との距離を離して、ひとり寝に慣れるように準備を進めましょう。
子供が不安なときは一緒に寝ても大丈夫
もちろんひとり寝をスタートしてからでも、子供が不安なとき(地震や台風、友達や兄弟と喧嘩したとき、など)は、一緒に寝てあげても大丈夫です。
子供が一緒に寝たいと言ってくれば、
「じゃあ今日はお母さんと一緒に寝よっか^^」
と優しく布団に入れてあげましょう。
親御さんにとっては久しぶりの「親バカタイム」なので、テンション上がってなかなか寝付けませんけど。
うちは長男にひとり寝をさせたのは、小学校4年生と少し遅めでした。
しかも最初は子ども部屋に、二段ベッドを置いて次男も一緒に寝るようにしました。
次男が小学校1年生になったタイミングだったので、
「今日から兄弟一緒に子ども部屋で寝てね。」
と説明すると、弟も不安がなく、長男も寂しがる気配なしに親元を離れていきました。
それから長男&次男が完全にひとり寝になったのは、長男が中学校に入学するタイミングでした。
中学入学前の春休みに子ども部屋を壁で2つに分けて、それぞれを個室にして一人部屋にしました。
推奨されているタイミングよりはかなり遅めでしたが、特に問題なく親離れ&子離れの過程を過ごしてこれたと思っています。
ひとり寝以外で、子供が一人で行動すること
子供が親の手を離れて一人でする行動には、ひとり寝以外ではどのようなことがあるでしょうか?
- 自分で起きる
- 自分で着替える
- 入浴
- 登下校
- 遊びに行く
- 習い事に行く
上記のうち、「自分で起きる」「自分で着替える」以外の項目は、少し危険も伴うので注意が必要です。
入浴は溺れる危険性がある
お湯を溜めたお風呂では、溺れる危険性が本当にあります。
特に子供は水泳の練習感覚で、潜ったり泳いだり、大人が想像しないようなことをしでかします。
深くない浴槽でも溺れる危険性はあるので、一人風呂はそのリスクも考慮してタイミングを図りましょう。
登下校・遊びに行く・習い事に行くは危険がいっぱい
一人で外出するようになったときのリスクとしては、
- 交通事故
- 不審者との遭遇
があります。
こちらについては、こちらのページ「登下校時の安全対策はやり過ぎくらいがちょうどいい」で詳しく書いています。
成長に伴ってお子さんが一人で外出する機会はどんどん増えていくので、事故や不審者への対策はしっかりと備えておきましょう。
万が一のことがあったら、悔やんでも悔やみきれませんので。