ランドセル専門ブランドとしては、フィットちゃんと双璧をなす「セイバン天使のはね」。
TVCMも有名なので、一度はご覧になったことがあるのではないでしょうか。
2019年には創業100週年を記念して、トイ・ストーリー4とのコラボCMが放映されました。
【セイバンの歴史】
セイバンでは1946年にランドセル製造を開始しました。
2003年に天使のはねを発売後、多くのお子さんに愛用されるようになりました。
そして2019年には、創業100週年を迎えた老舗企業です。
今後は中国を中心としたアジアでランドセルマーケットの開拓を行い、3年後には10億円の売上を目指しています。
2023年度モデル:男の子向けラインアップ
【モデルロイヤル】シリーズ
モデルロイヤル ドラグーン
★直営店&公式オンラインストア限定販売、かっこいい限定カラーあり。

通常価格 | 69,300円 |
早期割引価格 2022年9月1日まで | 62,370円 |
サイズ | 高さ31.0cm×幅23.5cm×マチ幅約12.0cm |
重量 | 約1,280g |
主素材 | アンジュエール グロス |
モデルロイヤル クラシック
★直営店&公式オンラインストア限定販売、限定セミオーダーモデルもあり。

モデルロイヤル ベーシック
★直営店&公式オンラインストア限定販売、反射材を広範囲に搭載で安全性アップ。

モデルロイヤル クラシックナイトⅡ
★直営店&公式オンラインストア限定、剣と盾のモチーフが反射して光る

【モデルロイヤル・レジオ】シリーズ
モデルロイヤル レジオスマート
★取り扱い店舗限定、耐久性に優れたアンジェールの中でも、特に傷に強く丈夫な素材

モデルロイヤル レジオバロック
★取り扱い店舗限定、クラリーノの中で最も傷に強く丈夫な素材を使用

【スゴ】シリーズ
スゴ軽エアー
★取り扱い店舗限定、「軽さ」×「丈夫さ」を実現したタフコンパクト型ランドセル

スゴ軽ライトギア
★取り扱い店舗限定、ボルトのモチーフが光って夜道でも安心・安全。

スゴ光ギャラクシー
★取り扱い店舗限定、彗星のモチーフが光って夜道でも安心・安全

スゴ強ワイルドギア
★取り扱い店舗限定、耐久性に優れたアンジュエールの中でも特に傷に強く丈夫な素材を使用

スゴ楽
★直営店&公式オンラインストア限定、からだにフィットさせる既往に特化した新体感ランドセル。


天使のはねが選ばれる3つの理由って本当はどうなの?
天使のはねの公式サイトで、多くの人が天使のはねを選ぶ理由として下記の3つを紹介しています。
- 正しい姿勢で軽く背負える「天使のはね」
- お子様のことを考えた「こども想い品質」
- 「日本製」であることへのこだわり
でもこれって本当に選ばれる理由となっているのでしょうか?
一つ一つ確認していきましょう。
正しい姿勢で軽く背負える「天使のはね」
各ランドセルメーカーでは、様々な研究を重ねて快適な背負い心地を商品化しています。
背負い心地に大きな影響を及ぼす部品として、「背カン」があります。
背カンには3種類あって、一度は聞いたことがあるネーミングではないでしょうか。
- セイバン:天使のはね
- ハシモト:フィットちゃん
- モミジヤ:ウイング背カン
それぞれに細かい仕様は違っているのですが、ぶっちゃけて言うと「どの背カンも背負いやすい」です。
各社ともに背負やすさを追求して研究・開発しているのですから、背負い心地に大差はないんですよね。
3社の技術競争により背負やすさが大幅に改善されたと言えるのですが、逆にどれも背負いやすいという状態になっています。
買う側としては嬉しいことですけど、実際に背負い比べてもお子さんはそこまで大きな違いを感じないでしょう。
【結論】
確かに「天使のはね」は正しい姿勢で軽く背負えるので、選ばれる理由となっています。
だけど、他社ランドセルも同じように正しい姿勢で軽く背負えるので、ハッキリとした優位性とはなっていないと言えます。
お子様のことを考えた「こども想い品質」
6年間丈夫で安心して使える耐久性についても、背負いやすさ同様に各社で競って研究開発をしています。
ここ数年で耐久性は向上し、ニトリなど低価格路線を進んでいたランドセルメーカーも品質重視へ進路変更しています。
かつての「安かろう&悪かろう」という商品は、年々減りつつあります。
天使のはねでも独自の「3面2重1体型の構造」により、ランドセル本体にかかる圧力を分散させて型崩れを防いでいます。
本体だけでなく、肩ベルトや取り出し口の変形を防止する機能も搭載されているんです。
【結論】
令和の時代では、ほとんどのランドセルブランドが「品質&耐久性」について安心して利用し続けられようになっています。
年々ランドセルの品質は向上していて、強度と耐久性のバランスに優れたランドセルが揃っています。
天使のはねは背負いやすく耐久性も優れていますが、他社ランドセルでも同様に高品質と言えます。
「日本製」であることへのこだわり
天使のはね(セイバン)は、「兵庫県たつの市」の自社工場で全商品が作られています。
天使のはねのように国内生産をしているランドセルブランドは、意外と多いんです。
工房系ランドセルはもちろんのことですが、専業ランドセルブランドでも下記のようになっています。。
【国内生産のランドセルブランド】
- 天使のはね(セイバン):兵庫県たつの市の自社工場(工場見学可)
- フィットちゃん(ハシモト):富山県の自社工場(工場見学可)←工場見学してきました♪
- ララちゃんランドセル(羅羅屋):福島県会津市の自社工場(工場見学可)
- ふわりぃランドセル(協和):千葉県野田市(工場見学予約可)
- キッズアミ:東京都足立区(工場見学可)
- イトーヨーカドー:セイバンの室津工場(兵庫県)
基本的にランドセルは生産量が少ないので、自社販売分だけだと海外生産するコストメリットは少ないです。
また縫製や刺繍など多品種でもあるので、国内生産の方が技術力も品質も安心といえます。
国内には刺繍や縫製技術に優れている協力企業もあるので、効率のよい生産体制を構築しています。
【結論】
日本国内生産のランドセルブランドが多く、天使のはねと競合するフィットちゃんやララちゃん・ふわぃランドセルなども国内生産です。
★国内生産かどうかを見極める方法★
ちなみに国内生産かどうかを簡単に見極める方法は、
「ランドセル認定証」
がついていれば国内生産のランドセルなんです。
ちなみに「ランドセル認定証」とは、こんなマークです。

この認定証は【ランドセル工業会】が定める規格に合致する製品にのみ付けています。
裏面には、メーカー番号等が記載されていますので安心してお買い求めいただけます。
ランドセル工業会に加盟している企業は、こちらになります。>>ランドセル工業会 会員一覧
ずば抜けていないのが魅力の天使のはね
ここまで天使のはねが選ばれる3つの理由について検証してきましたが、
他社と比べて大きな差がない
という結論となりました。
こう書くと、一見すると特徴がないと思うかもしれません。
でもずば抜けている特徴はないけれど、品質や強度や安心感など高いレベルでバランスよく商品化されていることが分かります。
つまり「シンプルだけど良い商品」なんですよね。
だから多くの人が天使のはねを選ぶんです。
ここまで地味なんて言ってきましたが、天使のはねもシンプルながらも素敵なデザインがいろいろあります。
天使のはねの公式サイトで紹介されている「天使のはねストア週間ランキング」はこちらになります。
天使のはねストア週間ランキング
アイテム名 | 男の子人気ランキング |
---|---|
第1位 | モデルロイヤル ドラグーン (ブラック×マリンブルー) |
第2位 | モデルロイヤル ベーシック (ブラック×マリンブルー) |
第3位 | モデルロイヤル クラシック (ブラック) |
第4位 | モデルロイヤル ドラグーン (ブラック×カーマインレッド) |
第5位 | モデルロイヤル・レジオ バロック (ブラック) |
カラー&デザインの特徴はシンプル&ベーシック
フィットちゃんやイオンランドセルと比較すると、天使のはねはカラーバリエーションは少ないです。
3つのランドセルブランのカラーバリエーションを比較したのが下記の表になります。
ブランド名 | 男の子向け | 男女兼用 |
---|---|---|
フィットちゃん | 20種類/57色 | 4種類/16色 |
天使のはね | 11種類/45色 | 7種類/20色 |
イオンランドセル![]() | 10種類/43色 | 1種類/4色 |
ご覧の通り天使のはねカラーバリエーションは少なく、男の子は「黒色」、女の子は「赤色・ピンク色」などベーシックなカラーがメインです。
もちろん男の子ならブルーや女の子のパープル・ブラウン系のランドセルもありますが、種類は少なめです。
黒や赤・ピンクなどベーシックでシンプルなデザインがお好みならば、天使のはねは選択肢が絞られていてオススメのランドセルブランドです。
カラーバリエーションが豊富過ぎて迷う人も意外と多いので、お子さんの目移りが心配な方にはいいかもです。