交通事故と不審者対策にヤリ過ぎはない!
小学校入学直後のお子さんが登下校時に直面する危険は、
- 交通事故
- 不審者
の2つです。
小学1年生になると、いよいよ一人で登下校が始まります。
入学後の4月は集団登下校があるので、近所の高学年たちと一緒に通学できて安心です。
ただ、5月になると集団登下校が終わり、一人で通学することになります。
そうなると自宅から学校までのあいだには、いくつもの危険があるので注意が必要です。
どのように注意すればよいのか、まずは交通事故から説明していきます。
交通事故は下校時が危険
交通事故は、下校時に起こる可能性が高い傾向にあります。
小学生の交通事故のうち、下校時の歩行中に起こる事故が全体の約6割を占めます。
実は交通ルールがまだ身についていない1年生は、事故の原因がお子さんの交通違反ということも多いのが現実です。
歩行中事故のうち、約4割は飛び出しが原因ということからもその傾向がみてとれます。
さらに交通事故が起こりやすい時期は、5月中旬~下旬となっています。
交通事故が起こりやすい5月
一番交通事故が多い時期は、5月中旬~下旬です。
集団登下校が終わり最初は緊張感をもって登下校していたのが、少し慣れてきて緊張感が緩んでくる時期だからです。
通学路の環境にもよりますが、自動車や自転車の交通量の多い道路を歩くケースも珍しくありません。
また、冬は日照時間は短くなって、夕方5時過ぎから薄暗くなっていきます。
運転手からの視認性が悪くなるので、巻き込み事故や接触事故が増えてきます。
光るランドセルなどで、運転手へ歩行者の存在を知らせる手段が大切になってきます。
交通事故対策
小学1年生の交通事故対策としては、下記のことが挙げられます。
- 交通ルールの理解を深める(特に道路横断時の安全確認)
- 友達と一緒に登下校する場合は、遊びや会話に夢中になって注意が散漫にならないようにする
- 慌てないように時間にゆとりを持って行動させる
- 光るランドセルなどで、運転手への認識をより確実にする
お子さんの交通違反による事故も多いので、小学1年生と言えども徹底して交通ルールを教え込みましょう。
万が一の事故が起こってからでは、後悔してもしきれませんので。
不審者はどこにでもいます
昔から不審者に要注意とよく耳にしますが、最近は結構な頻度で小学校からの不審者情報メールが届くのでビックリします。
以前と比較して不審者が身近に増えていることをふまえ、小学校ではメールなどで不審者情報の提供を行っています。
うちの子供が通う小学校でも、下記ような不審者情報がメールで届きます。
2週間のうちに3件の不審者情報が届きましたが、これくらい日常生活の中に不審者はいるということです。
中学生や小学校高学年なら逃げるなどの対応もできるのですが、小学校低学年となるとちょっと不安ですよね。
不審者に遭遇したときの対処方法などは、日頃から親子で話し合っておく必要があります。
うちは不審者に声を掛けられたら、下記の順番で迷わず行動するように教えました。
- すぐに不審者から走って離れる
- 捕まりそうになったら防犯ブザーを鳴らす
- 防犯ブザーが間に合わなければ、「助けて!」と大声をあげる(具体的にセリフも教えました)
不審者は道路だけでなく、マンションのエントランスや階段などにも出没します。
そして最近多いのは、車から声をかけられるパターンです。
車から声をかけられたら、
- 絶対に立ち立ち止まらない
- すぐに車の向きと反対側に逃げる
- 無理やり押し込められそうになったら、「助けて!」大声をあげる
などを迷わず行うように教えました。
「大声を出すのが恥ずかしいとか思わないでいいよ」と、何度も念押しして不審者と遭遇した場合の想定をしました。
不審者対策をまとめると、こちらになります。
不審者対策
- 「ひとり歩きしない」「人目の少ない道は避ける」など、狙われない行動をとる
- 防犯ブザーを鳴らす練習(慌てるとできないことが多い)
- 「助けて!」と大声をあげる練習(怖くて声が出なくなることも)
- GPSや見守りケータイなどで登下校の安否確認
小さい子供は声を出すのが恥ずかしかったり、知らない人の言うことを鵜呑みにしがちです。
悪い大人もいることや、怖い目にあったら大声を出して逃げることは恥ずかしくないことだと根気強く教えていきましょう。
子供の登下校時の危険は、交通事故と不審者の2つです。
2つとも下校時に多発する傾向にあるので、下校時の安全を確認するためにも利用者が増えているのが「子供用GPS」です。
親が安心できるのはGPS
交通ルールや不審者対策を教えても、やっぱりお子さんの登下校は心配です。
そんな親御さんが利用しているのが、子供用GPSです。
子供用GPSを利用すれば、お子さんの現状や異常がスマホで確認できます。
端末代金と月額利用料という料金設定も使いやすく、利用者がどんどん増えています。
子供用GPSは数社から販売されていますが、代表的な機能は下記になります。
(機能)
- 子供の居場所がいつでもスマホで分かる
- 通知エリアへの到着をお知らせ
- 活動範囲外に出たらアプリでお知らせ
- 子供からの通知ボタン(SOSボタン)
- 移動履歴の確認
- 1台のスマホで複数人の管理可能
- バッテリー残量少ない通知
(料金)
端末代金+月額利用料
(人気機種まとめ)
サービス名 | 端末代金(税込) | 月額利用料(税込) | 特徴 |
どこかなGPS (ソフトバンク) | 13,200円 | 2年間無料 *3年目以降は月440円 | ・防水 ・子供からの連絡 ・重量約34g |
GPS BoT (ビーサイズ) | 5,280円 | 528円 | ・重量約46g |
soranome (ソラノメ) | 一括払い:14,520円 分割:605円×24回 別途初期事務手数料:3,300円 | 534円 | ・1台のスマホで最大4人まで見守り可能 ・重量約39g |
みもりGPS (マチコミ) | 8,580円 | 748円 | ・生活防水対応 ・防水スピーカー内蔵 ・子供からの通知ボタン ・重量約55g |
通学環境やお子様の性格なども踏まえて、安全面の強化が必要ならば「子ども用GPS」の利用価値はあります。
万が一の危険が心配でしたら、お子さんの登下校をスマホで見守りましょう。