我が家ではランドセル横置きしてました
我が家では、ランドセルはこんな感じで置いていました。
こんな感じで、机や棚にランドセルを横置きしているお子さんは多いです。
天使のはねでおなじみのセイバンが調査したアンケートでも、横置きが多いという結果が出ています。
もう少し詳しくみていきましょう。
1位:横置き:65名
学校の教室内でも棚にランドセルを置く場合が「横置き」ということもあり、自宅でも横置きというお子さんが多いです。
横置きにはメリットとデメリットがあります。
【横置きのメリット】
1,教科書を取り出す際に錠前(ロック)の開け締めがしやすい
横置きはそのままの状態で錠前を外せるので、教科書やノートの出し入れがとても便利です。
教材の出し入れは頻繁に行うので、お子さんとしては使いやすい置き方のようです。
2,置いていて安定感がある
横置きと縦置きの安定感を比較してみましたが、横置きに軍配があがりました。
縦置きはどうしても安定感がなく、画像のように壁にもたれかかることで安定感を確保しがちです。
【横置きのデメリット】
肩ベルトが型崩れや変形する
教材が入ったランドセルって5kgくらいの重さがあるので、横置きだと上手のように肩ベルトが重みで押しつぶされてしまいます。
最近ではララちゃんランドセルが、横置きしても肩ベルトが変形しにくいようにする機能(業界初)を搭載したランドセルを発売しています。
うちの子供は肩ベルトが変形した状態でも、問題なくランドセルを背負って登下校していました。
ただ肩への負担を軽減するという本来の機能は低減していたかもしれません。
うちの子が小学校に通っていた頃は、まだ置き勉が認められていませんでした。
そのため教科書が詰まった状態だったので、その重みで肩ベルトにかなりの負荷がかかっていました。
今は置き勉を認めている学校も増えているので、教材を入れたランドセルの重さも軽くなっています。
そのため横置きでも肩ベルトへの負担は少なく、変形の心配も減っています。
縦置きよりもスペースをとる
物理的に横置きのほうが、縦置きよりも設置場所のスペースはとります。
置き場所の問題になってきますが、スペースはとらないほうが助かりますね。
2位:縦置き:42名
【縦置きのメリット】
- スペースをとらない
- 肩ベルトが型くずれしない
などがあります。
横置きのデメリットが、そのまま縦置きのメリットとなっています。
【縦置きのデメリット】
- 教材の出し入れがしにくい
- 錠前部分に負担がかかり故障の原因となる
- 錠前で床が傷つく
錠前部分が床面と接するので、錠前や床が痛む傾向にあります。
このように縦置きも横置きもメリット&デメリットがあるので、ランドセル置き場の環境やお子さんの性格に応じて選択しましょう。
また、他の置き方としてデメリットが少ないのが、
「サイド部分を下にする置き方」
です。
実はこの置き方は全く思いついたこともありませんでした。
「天使のはねのランドセル収納ページ」を見て、初めて「そういう置き方もあったんだ」と気づいた次第です。
ランドセルはサイト部分は型くずれしないように頑丈に作られています。
そのためランドセル本体の型崩れの心配は少ないです。
また、肩ベルトや錠前に負担がかからないので、変形や故障の心配もしなくてすみます。
実際にサイド部分を下にして置いてました。
サイドの片方にはフックがついているので、フックを上にして床や棚が傷つかないように置くのがいいかなと思います。
縦置きと横置きのメリットもデメリットをちょうど半々にしたような感じです。
肩ベルトに重みがかかって変形しないのは、いいですよね。
大絶賛というわけではありませんが、この置き方もアリだとは思いました。
ただ、サイド部分を下にする置き方は、見慣れていないこともあって違和感があります。
慣れの問題なので見慣れてしまえば大丈夫だと思いますが、最初はしっくりこないかもしれません。
横置き・縦置き・サイド下置きと3つのパターンを紹介しました。
この3パターンなら、どの置き方でも大きな問題はなくランドセルは置けると思います。
ただし、下記の置き方はオススメできません。
オススメできないランドセルの置き方
- 椅子の背もたれに肩ベルトをかける
- フックで引っ掛ける
1,椅子の背もたれに肩ベルトをかける
この置き方をしているお子さんが結構多いようです。
椅子の背もたれに肩ベルトをかけると、肩ベルトへの負担はかなり大きくなります。
特に教材が入っていてランドセルが重い場合は、帰宅後から翌日の登校時間まで12時間以上も肩ベルトは重いランドセルを支えなければなりません。
これが休日ともなると、まる二日以上も肩ベルトへ負担をかけた続けた状態となります。
さらに椅子の背もたれの形状によって、肩ベルトの変形・型崩れも心配です。
最近の椅子は背もたれが幅広のサイズが多く、上の画像のように肩ベルトが広がった状態になりがちです。
さらに背もたれにかけたまま教科書の出し入れするので、想像以上の負担が肩ベルトにかかります。
横置きも肩ベルトに負担はかかりますが、椅子にかけるよりも負担は少ないです。
このように椅子の背もたれに肩ベルトを掛ける置き方は、肩ベルトへの負担を考えるとオススメできません。
フックに引っ掛ける
我が家の机にフックがなかったので、だいたいこんな感じというイメージで試してみました。
上記の画像は椅子にフックを引っ掛けましたが、通常は学習机の側面にフックが装備されています。
このようなフックに引っ掛ける方法も、ランドセルと学習机両方のフック部分への負荷がかなり大きいです。
6年間もフックに掛け続けると、フック部分への負担が大きく、破損の原因となります。
椅子の背もたれに肩ベルトをかけるのと同様に、こちらの方法もオススメできません。
【オススメのランドセルの置き方】
当サイトではランドセルの置き方は、
- 横置き
- 縦置き
- サイドを下にする置き方
の3つをオススメします。
それぞれに一長一短がありますので、収納場所やお子さんの好みに応じて置き方を決めましょう。
ランドセルの置き方はイメージできましたが、では置き場所はどこにすればいいのでしょうか?
セイバンのアンケートでは、ランドセルをどこに収納しているのかも調査されています。
ランドセル収納の1位は「床」って本当!?
「セイバンのアンケート結果」では、ランドセル収納場所の1位は「床」です。
【セイバン(天使のはね)-アンケート調査結果】
2位:ランドセル用に作った収納スペース(42名)
3位:学習机側面に付いているフック(32名)
4位:ランドセルラック(10名)
5位:学習机の上(10名)
6位:学習イスの下の収納スペース(6名)
7位:学習イスの背もたれ(2名)
1位:床(45名)
個人的には「床」が1位というのは、ちょっと衝撃的でした。
床に置いてるのって、「収納」というより「放置」というほうがピッタリのような気がするので・・・。
うちでランドセルが床に置きっぱなしだと、「片付けないさい!」と一喝してしまいます。
最近はリビングで宿題や勉強をするお子さんが増えたので、その流れで床に置いたままにしているようですね。
1位ということは、今やランドセルを床に放置、もとい収納ということでOKなんでしょうね。
昭和40年代生まれのおばさんには、どうもしっくりきません。
2位:ランドセル用に作った収納スペース(42名)
うちはこちらのパターンでした。
イケヤで2mくらいの高さのドデカイ収納棚を買ってきて、兄弟3人でそれぞれに置き場所を決めて管理していました。
ご覧のとおり、教科書もグチャグチャで、ランドセルの肩ベルトもひっくり返っていてお恥ずかしい限りです。
この棚はリビングの入り口に設置していて、帰ってきたらここにランドセルを放り込める生活導線を意識して設置場所を決めました。
子供はリビングで宿題をしていたので、教材の出し入れも便利だったようです。
このパターンのデメリットは、整理整頓できていないのが丸見えなので、リビング全体が片付いていないイメージになることです。
棚に布をかけて見えなくしたりもしましたが、子供が何度も引きちぎってしまうので諦めました。
棚の中はきれいに整理整頓はできていませんでしたが、ランドセルは必ずこの棚に置くようにはなりました。
他にも、いろいろな収納スペースのパターンがあるようです。
学習机の袖机を利用したパターン
うちも最初はこのパターンでしたが、学習机が2階の子供部屋にあるので生活導線にないため子供が面倒くさがって長続きしませんでした。
「帰宅→ランドセル置き場→翌朝の登校」の流れを意識して、ランドセル置き場の場所を決めることは大切です。
子供は面倒くさいとすぐにやめてしまいますので。
3位:学習机側面に付いているフック(32名)
これも意外に多くてビックリでした。
先ほど「机のフックはやめておきましょう」と説明したばかりです。
セイバンのアンケート調査によると、
「置き場所をいろいろ試したあとに、最終的にフックに行き着く方が多い」
とのことです。
苦肉の策ということなのかもしれませんが、やっぱりオススメできません。
そのためかアンケート調査では、
- 掛けたままだと教科書などが取りづらい
- 机の片側のみに重さがかかってしまい壊れてしまわないか心配
- ランドセルに歪みが出てしまわないか心配
という声もあるようでした。
ランドセルが届いたら試していただきたいのですが、ランドセルを学習机のフックに掛けることが大丈夫とは思えません。
これなら床に放置のほうが、見栄えは悪くてもオススメできます。
ランドセル置き場を決めるコツ
ランドセル置き場については、子供がストレスなく使いやすい場所に設置するのが大切です。
とにかく子供って、面倒くさいことはすぐにしなくなります。
なので、「帰宅→勉強場所→ランドセル置き場→登校」の流れをよく考えて、スムーズに行動がしやすい置き場所を見つけましょう。
そうなると、どうしても1階のリビングになりがちですけどね。
お子さんが自分の部屋で勉強するならば、子ども部屋にランドセル置き場を設置してもいいです。
生活導線を考えて、ランドセルの管理がしやすくなるよう上手に誘導しましょう。